あいづCAP徒然記

2013年8月28日水曜日

全国学力テストとCAP

朝刊の1面に本県6教科平均以下と大きな見出し。

たった1回のテストによって出た数字(データ)が、そんなに重要なことなのだろうか?
データとしてどうか・・ということもあるし、そもそも学力って、そんなに大事なの?まぁ高いことに越したことはないだろうけど・・・、これがパッと見てまず思ったこと。

教育研究者・大田堯さんは映画「かすかな光へ」の中で、自分の戦争体験から、ジャングルの中で生活に根ざした知恵と力を身につけた農民兵や漁民兵と比べ、自分が学んできたことは何だったのか?と、自分の力のなさに愕然としたと語っている。

本文を読むと、今回の学力テストで出題されたのは東日本大震災と福島第一原発事故後の二年間に授業を受けた範囲。因果関係はわからないが少なからず影響があったことは否めないと書いてあった。

そう、個々の能力や教員の指導の在り方など、学力向上のために必要なことはいろいろあるけれど、一番大切なのは、子どもが伸び伸びと勉強できる環境があるかどうかだと思う。

環境・・・つまり日常生活が落ち着いていること。心配がないこと、目標や夢があること、さらに言えば未来に希望があること。

 CAPの考え方でいうと、学力向上に必要なのは、子どもたちに安心・自信・自由があること。この3つがなかったら本当の意味での学力向上は望めないと思う。

安心=心配なことがないこと。
自信=心やからだが強い。自信があれば、もっと勉強したいと思う。
自由=やりたいこと(目標や夢)を自分で選ぶ。選んだ結果も引き受ける。

「本県復興の担い手となる児童生徒の学力向上は極めて重要・・・教員の指導の在り方を改善・・・」と県教育長がコメントしていた。ぜひ、CAPにも目を向けてほしい。

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