あいづCAP徒然記

2013年9月9日月曜日

子どもが話す理由

中学生プログラム2日目が終了した。

今日のテーマは体罰・ジェンダー・性暴力・ピアサポートとピアプレッシャー・・・
90分の中で子どもたちと、たくさんのやりとりをする。

子どもたちは、寸劇を見て、感じ、考え、表現する。

「このワークショップでは、どんな意見も尊重される」
「正しい意見や間違っている意見はない」
「ひとりひとり違った感じ方や考えがあって当然だから」
この確認があるから安心して話せるのだと思う。
















そしてCAPは、すべての発言を板書する努力をする。そのことが子どもたちを
受け止めることになるから。はにかみながら言葉を絞り出した子も、きっぱりと
言い切った子も、言葉にできなかった子も、どの子も愛おしい。

おとなになっても安心・自信・自由を忘れないでほしい。






2013年9月7日土曜日

中学生プログラム1日目を終えて

昨日、中学生プログラム1日目を終えた。今回も新潟や県内のCAPグループに応援を頼んだ。1年生4クラス。クラス単位なので3人ひと組のグループで2クラスずつ担当し、子どもたちとのワークショップを楽しんだ。本当に楽しかった。

CAPは子どもへの暴力防止プログラム。
子どもたちが暴力に遭ったら何ができるかを一緒に考えるプログラムだから、
子どもたちにたくさんの質問をする。

暴力ってなんだろう?
もし、自分の身にこんなことが起きたら何ができる?
子どもが嫌なことをされているのを見たら、どうする?
いじめを止めるには?

CAPの投げかけに、楽しみながらも真剣に考え方法を見つける子どもたちの姿に
毎回、私たちの方がパワーをもらう。

「子どもたちには力がある」 そう実感するときだ。

来週の2日目のワークが待ち遠しい。

2013年9月2日月曜日

フラッシュバック

今朝の「あまちゃん」は、311東日本大震災の場面だった。
この場面をどうするか・・・制作側はきっと時間をかけたに違いない。配慮や工夫が感じられたのでわかる。
だけど、ドキドキした。涙が出そうだった。これがフラッシュバックなのだろう。

CAPの打ち合わせの時、フラッシュバックを心配する教師や保護者から質問や意見をいただくことがある。「フラッシュバックを想定して寸劇はリアルにしません」「子どもたちが怖がらないように配慮・工夫がされています」と答えて安心していただくようにしている。

でも残念ながらフラッシュバックが絶対ないとは言えない。「絶対」はないから。
かと言って触れない、ないことにする・・というのもいかがなものか?

子どもの力を信じよう!