あいづCAP徒然記

2013年8月31日土曜日

違いを認めよう!話を聴こう!

会津若松市・こども家庭課主催、『児童虐待防止の理解を深めるための子育て講演会』に参加した。講師は大阪で子育て支援や発達障害児支援などさまざまな支援活動をしている辻由紀子さん。関西の方なので早口で、始めは付いて行けるかしら?と思ったが、わかりやすくて、語り口調がおもしろく、あっという間に2時間が過ぎた。

虐待をしている、これって虐待?、虐待をしてしまいそう・・・彼女のもとに多くの母親が助けを求めてやってくる。感じるのはコミュニケーション不足。
孤独、余裕のなさ、ジェンダーロール(社会が勝手に作り上げた女性役割)が母親たちを追い詰めていく。母親は料理ができてあたりまえ、家事ができてあたりまえ、子育てできてあたりまえ、できないとダメな母親というレッテルを貼られ、自信をなくしていくのだ。
その自信のなさや、悲しさ、寂しさ、辛さ、苦しさが、怒りとなって表面化する・・それが虐待、それが暴力。

話を聞きながら、ひとりひとり違っていいんだよ、違う意見を尊重しよう、あなたは大切な人、人の助けを借りていいんだよ、困っている人がいたら力になろう、あきらめないで・・・とCAPをたくさんの子どもたちに届けたいという気持ちが沸々と沸いてきた。

人の話を聴ける人になろう!増やそう!





2013年8月28日水曜日

全国学力テストとCAP

朝刊の1面に本県6教科平均以下と大きな見出し。

たった1回のテストによって出た数字(データ)が、そんなに重要なことなのだろうか?
データとしてどうか・・ということもあるし、そもそも学力って、そんなに大事なの?まぁ高いことに越したことはないだろうけど・・・、これがパッと見てまず思ったこと。

教育研究者・大田堯さんは映画「かすかな光へ」の中で、自分の戦争体験から、ジャングルの中で生活に根ざした知恵と力を身につけた農民兵や漁民兵と比べ、自分が学んできたことは何だったのか?と、自分の力のなさに愕然としたと語っている。

本文を読むと、今回の学力テストで出題されたのは東日本大震災と福島第一原発事故後の二年間に授業を受けた範囲。因果関係はわからないが少なからず影響があったことは否めないと書いてあった。

そう、個々の能力や教員の指導の在り方など、学力向上のために必要なことはいろいろあるけれど、一番大切なのは、子どもが伸び伸びと勉強できる環境があるかどうかだと思う。

環境・・・つまり日常生活が落ち着いていること。心配がないこと、目標や夢があること、さらに言えば未来に希望があること。

 CAPの考え方でいうと、学力向上に必要なのは、子どもたちに安心・自信・自由があること。この3つがなかったら本当の意味での学力向上は望めないと思う。

安心=心配なことがないこと。
自信=心やからだが強い。自信があれば、もっと勉強したいと思う。
自由=やりたいこと(目標や夢)を自分で選ぶ。選んだ結果も引き受ける。

「本県復興の担い手となる児童生徒の学力向上は極めて重要・・・教員の指導の在り方を改善・・・」と県教育長がコメントしていた。ぜひ、CAPにも目を向けてほしい。

2013年8月26日月曜日

J-CAPTA総会in函館

24日・25日と函館でのJ-CAPTA総会に参加しました。
朝6:00会津若松駅を出発。
郡山、仙台、新青森で乗り換え、初めての津軽海峡横断(海底トンネル・・・ドキドキしました)。
函館駅には12:22に着きました。

帰りは同じコースを逆戻り。
乗り換え時間が短い所もあったので運行に遅れが出ていたら・・・と思うと、
今になってゾゾッとしますが、何事もなく快適な旅でした。

初日、12:30からの講演会には少し遅れての参加になりましたが、
1泊2日の北海道が列車移動で行って来れました。
飛行機よりも安価で、列車の旅もなかなかいいものです。

道内から、東北から、関東甲信越から、関西方面からも参加者が集まり・・
たくさんの仲間から元気をもらいました。

久しぶりの森田ゆりさんの話、J-CAPTAの熱い総会、各地の報告、おいしい海の幸・・・
行って良かった!

詳細は例会で報告します。